カタクリふたたび!【南魚沼市・六万騎山】 [山野草・雑草・自然観察]
この春はカタクリ三昧でした。
2012年4月21日(土)~22日(日)。行先は新潟、南魚沼市。
雪どけが遅れたこの春の新潟。
私たちが訪れるほんの数日前まで、山頂はまだ雪の下に埋もれていたという六万騎山です。
普通の生活道路から一本入っただけの山道なのですが、
目の前にすでにカタクリやオオミスミソウなどの“スプリングエフェメラル”たちの姿が…!
本州中部の多雪地帯に分布する花だそうです。
後ろ姿…さらりとした色気がそこはかとなく漂う感じ。 素敵なお花でした。
顔つきや体格(笑)に個体差が大きいのもカタクリの特徴らしいです。
撮影風景その2 わたくし“めりっさ”とF氏。
(んで、Sさん~、写真お借りしました…お許しくださいませ!)
まだあちこちに雪の残る六万騎山。
のんびり観察・撮影しながらも、心は山頂目指してまっしぐら…(笑)。
だって、早くこの風景を見たかったから…。
視界の開けた八合目から山頂では、周辺の雪山を背景にしたカタクリ撮影ができるのです!
分かりにくいですが、咲いているカタクリの後ろに、まだ茶色の蕾がニョキニョキと出ています。
細い枝に咲く黄色いお花はクスノキ科のダンコウバイ? いや、アブラチャンかな?
カタクリの向こうにはカンスゲ(カヤツリグサ科)らしき姿。
そして左手前にはエンゴサクの仲間らしき姿あり。
ミチノクエンゴサクなのでは?という話になりましたが、どうでしょうか…。
残雪の中、春の小さな花たちと交流を深めた1日、
夜は友人たちとの交流を深めて……。
明けて4/22(日)
旧三国街道沿いの塩沢宿の一部が、雪国の雁屋作りを再現した街並みとなっており、
地元の文人、鈴木牧之にちなんで、「牧之通り」と名付けられています。
街中からも残雪の山々が望めます。
そして、今回の旅で、カタクリの六万騎山と並ぶ目的地だった
「外山康夫 野の花館」http://www.toyama-yasuo.jp/へ…。
(※ソネブロ、時々リンクの挿入画面でURLをペーストできなくなりませんか~? 仕方ないので、URL直接貼ってしまいました。)
野の花を実物大に描いた水彩画が、被写体の野の花とともに展示されている素敵な美術館です。
古民家を再生したギャラリー、
そしてまだ雪の残る庭にはもちろんのの花が咲き初めています。
上:キクバオウレン、下:セリバオウレン(いずれもキンポウゲ科)
なのではないかと思うのですが、どうでしょう?
植物図鑑をひらいてみると…
高山帯のスミレはほとんどが黄色い花が咲き、細かく分けると20以上の分類があるとのこと。
しかし、大別すると、「タカネスミレ類」と「キスミレ類」に分けられるそうです。
そして、タカネスミレ類は葉の先が尖っていないそうなので、
こちらはキスミレ類に分類されるスミレのようですね。
館内には外山先生ご本人がいらっしゃいました!
充実した素晴らしい2日間の小旅行でした。
* * * * * * * * * * * * * *
さて、今日5月6日はハーブの香るやさしい時間のブログ誕生日です!
今日で丸5年を迎え、6年目に突入です~!
ブログ誕生日にはいつも咲いているつるバラ“カクテル”
今年はやはり開花が遅かったですね。まだやっと3輪咲いたところです。
最近、ハーブブログというよりは『山野草ブログ』と化していますが…(^^ゞ
今後ともよろしくお願いいたします<(_ _)>
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スプリングエフェメラル~万葉自然公園かたくりの里 [山野草・雑草・自然観察]
2012.4.11 Wed.
先週のこと。
春休みも終盤なので息子とゆっくり家で過ごすつもりでいたのですが、
大嵐の後に晴天が2日続いた2日目の朝…なんだかいてもたってもいられなくなり、
ついに一人でクルマを走らせました。
そして約1時間半後、私はここにいました!
栃木県佐野市、「万葉自然公園かたくりの里」。
出迎えてくれたのは、満開をやや過ぎた、一面のカタクリの花々です。
三毳山(みかもやま)の北斜面
コナラやクヌギの木が生い茂る足元に
約1.5haに渡ってカタクリが群生していることが昭和50年代後半に確認されたそうです。
昭和62年、カタクリの群落は市の天然記念物に指定され、
「万葉記念公園 かたくりの里」として多くの人々が訪れるようになったそうです。
(佐野市観光協会HPより抜粋)
カタクリ(ユリ科カタクリ属)
花々が何かささやきあっているような、こんな雰囲気が好き!
風に揺れてる姿も大好き!!
一人で光を浴びて立っている姿もすっごく良い!!!
黄色い矢印をつけた、少し大きめのお花ですが…カタクリの白花だそうです。
自転車で30分ほどのところに住んでいるという、通りすがりのおじ様が教えてくれました。
上の写真の状態だと、開きすぎてしまっているので色の違いがはっきりしないのですが、
おじ様は前の週に撮った、違いがはっきり分かる写真も見せてくれました。
群生する花を見ていると、ともかく幸せ!というお気楽な自分もなかなか悪くない(笑)。
満開を過ぎていたので、なかなか出会えなかった貴重なツボミ。
蕾フェチの本領やっと発揮!(笑)
けっこう急な斜面。 登るにつれ、他の花とのコラボが楽しめる。
カタクリ、アズマイチゲ、ヤブレガサが勢ぞろいです。
「万葉自然公園かたくりの里」、次記事に続きます。
撮影日:2012.4.5
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オオイヌさん似の白い小花~小石川植物園 [山野草・雑草・自然観察]
2012.4.5 thu.
さて、小石川植物園に戻ります。
前記事の最後の写真はオオイヌノフグリでしたが、そのオオイヌノフグリに似た白い小花が
小石川植物園内のあちこちに群生して盛大に咲いていました。
これは何っ? と気になりつつも調べる手立てもなく、
家に帰ってから植物図鑑やら検索やらで調べてみるもなかなかわからず…
「イヌノフグリ シロバナ」で検索してみたところ、ありました!
コゴメイヌノフグリというお花でした!
コゴメイヌノフグリ
学名:Veronica cymbalaria
分類:ゴマノハグサ科クワガタソウ属一年草
原産地:地中海沿岸地方
日本では、1961年に小石川植物園が種子交換でヨーロッパから種を入手し、
栽培を始めたそうです。
現在では逸出したものが都内各地の空き地などで見られるとのこと。
ヒメオドリコソウ(シソ科オドリコソウ属)の周囲にも。
カキドオシ(シソ科カキドオシ属)とも仲良く!
こちらはオオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)とトウダイグサ(トウダイグサ科)
ヒメオドリコソウも群生すると綺麗ですね!
さて、話は変わります。
我が家の目の前には、ここ5~6年人が住まなくなった古い大きな家がありました。
シンボルツリーの大きな桐の木もひときわ目をひく家でした。
我が家の庭よりずっと広い裏庭には、春にはフキノトウが芽吹き、
オオイヌノフグリやカラスノエンドウやツユクサなど数えきれないほどの
野の花が咲き、ノビルが実り、
6月には縁の下でタヌキが子育てをし、
夏にはカラスウリの花、秋にはヌスビトハギ、
はびこりすぎてちょっと厄介なクズのツル…。
木々には一年を通していろんな鳥たちがやってきては
にぎやかなさえずりを聞かせてくれる、
そんな庭のある家でした。
私のブログの過去記事でも、この裏庭の自然の営みを
折に触れて紹介してきました。
3月下旬、この家の取り壊しが始まりました。
ちょうどフキノトウが芽吹き、スイセンが花盛りとなった頃でした。
裏庭の木々が切り倒され、
建物が少しずつ崩されて撤去され、
前記事のオオイヌノフグリはあの写真を撮った翌日に掘り返されて、
ゴミとしてどこかへ運ばれていきました。
そして最後に残った大きな桐の木も、昨日ついに切り倒されてしまいました。
十数年間すっかりなじんできた風景が、ほんの10日ほどの間にすっかりなくなり
今は黒々とした土がむき出しの更地となっています。
仕方のないことなのでしょうけど
淋しいですね……。
脱走した我が家の白ネコモモタくん、なじみの草薮がなくなり、
所在なげに我が家の庭をウロウロしていました。
タヌキさんが次に子育てをする場所が無事に見つかると良いのですが…。
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寒桜にメジロ~小石川植物園 [山野草・雑草・自然観察]
2012.3.30 fri.
昨日、ふと思い立って小石川植物園に行ってきました。
今年のソメイヨシノの開花はずいぶん遅れて、
まだ四国、九州あたりでやっと開花したところのようですね。
写真は大島桜“寒咲大島”の蕾です。
“寒咲大島”の背景のピンクは…
“早春桜”です。
ちょっと小ぶりな可憐なピンクの花はとても魅力的で大勢の人を惹きつけています。
惹きつけられているのは人だけでなく…メジロさんにも大人気!
何年か越しでやっとメジロさんの撮影に成功しましたので、
たくさんアップしてしまいました!
※下の2枚はクリックで大きくなる写真です。
例年ならそろそろ満開を迎えているかもしれないソメイヨシノのエリア。
今年はまだちょっと寒々とした雰囲気です。
がっしりとした樹齢を感じる幹と枝振りですね。
葉が見え始めているこちらは寒桜。
そろそろ終盤でした。
小石川植物園には初めて行きました。
さすがに大学の付属植物園だけあって、多様な植物の宝庫といった感じの植物園でした。
何度かに分けて、小石川植物園の写真をアップしていきます。
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板橋区立赤塚植物園その3 本園 [山野草・雑草・自然観察]
2012.2.25 sat.
昨年10月の、板橋区立赤塚植物園の記事、続きます。
「薬用・万葉園」を後にして「本園」の方に入っていきます。
この日は、なぜか植物園の裏口の方から周り始めた私たち…(^^ゞ
そんなわけで、本来の正面入り口を入ったところはこちらなのでした。
このように、きれいな植栽が施されていました。
センニチコウ(ヒユ科センニチコウ属)とポーチュラカ(スベリヒユ科)
そしてトレニア(ゴマノハグサ科トレニア属)に、まだ夏の名残も感じる10月上旬でした。
公園の奥へと続く、香りのある花木の小径。点字ラベルがついています。
写っている人はこの日の同行者、写真歴○十年(?)で、私より一回り年上の友人S氏。
ふだん風景や鉄道を撮ることが多いS氏ですが、この日は花を撮りたいとのことで、
花撮影会となりました。
お気楽手持ち写真の私と違って、ガッツリと三脚使用です。
そういえば、園内には写真サークルらしき団体(ほとんどおじ様たち)も来ていました。
なので満開の花の前ではちょっとした順番待ちになったりもしました。
今日の記事は、花の解説、特にありません…。
ただ花写真を並べますが、良かったらお付き合いくださいね~。
カリガネソウ(クマツヅラ科カリガネソウ属)
シモツケ(バラ科シモツケ属)
ノコンギク(キク科シオン属)
セキヤノアキチョウジ(シソ科ヤマハッカ属)
セキヤノアキチョウジは 箱根湿生花園Ⅱの記事で、同定に悩んだお花でした。
今回のこちらは間違いなくセキヤノアキチョウジです!
キツネノマゴ(キツネノマゴ科キツネノマゴ属)
シモバシラ(シソ科シモバシラ属)
私はまだ見たことがないのですが、冬の寒い日に地中から吸い上げた水が凍り、
枯れた茎を割って表面に噴き出してきて氷の花を咲かせるのだそうです。
きっと今年は冬の氷の花がたくさん見られたことでしょうね。
タイワンホトトギス(ユリ科ホトトギス属)
サワギキョウ(キキョウ科ミゾカクシ属)
ハクサンボク(スイカズラ科ガマズミ属)
見慣れたキンモクセイ(モクセイ科モクセイ属)ですが
花の写真をちゃんと撮ったのは初めてかも…。
以上、板橋区立赤塚植物園の10月8日のお花たちでした♪
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赤塚植物園その2 そしてネコの日! [山野草・雑草・自然観察]
2012.2.22 wed.
家族がお風呂に入るタイミングを見計らってお風呂に突進するモモタ。
この後、人が浴槽に入るのを待って、浴槽から直接お湯を呑む至福の時を迎えます^^;
一方、母さんのギターケースがすっかりお気に入りのチコ。
そしてギターを弾く母さんの膝にも侵出!
今日はニャンニャンニャンでネコの日です!
というわけで、めりっさ家のネコたちの最近の様子でした。
さて、昨年10月8日の赤塚植物園の続きです。
園内の「万葉・薬草園」エリアのお花たち…今日は地味な花ばかりです。
私も育てているタデアイ(タデ科イヌタデ属)と
小さい白い花がムラサキ(ムラサキ科ムラサキ属)です。
2種とも染めの原料としておなじみですね。
タデアイは発酵させて本格的な藍染の染料としての利用法は良く知られていますが
生葉をよくもみだして酸素と反応させる「生葉染め」という染め方もできます。
これなら家庭でも楽しむことができますよ。
私が実際に染めた生葉染めは
http://my-herb-diary.blog.so-net.ne.jp/2007-10-17
をご覧くださいねー♪
ムラサキは「紫根染め」の原料です。
乾燥させた根を粉にして灰汁で媒染します。
ところで、このエリアの「万葉・薬用園」という名前ですが、
このように万葉集に詠まれている植物には歌の表示がつけられていました。
で、上記のサネカズラはこちらです。
まだ若い実ですね。この後赤く色づいたことでしょう。
こちらはメハジキ(シソ科メハジキ属)
シロヤマブキ(バラ科シロヤマブキ属)の実
ヒオウギ(アヤメ科アヤメ属)の実
訪れたのは10月ですので、花の時期は終え、実りの季節を迎えていました。
一方、まだまだ、満開だったのが
ハギ(萩、マメ科ハギ属)の花です。
ピントを合わせていた花に、キチョウの方から飛び込んできました(^^ゞ
清楚な白ハギも、目立たないところでひっそりと咲いていました。
※2011.10.8 板橋区立赤塚植物園にて撮影。
次回は本園の方の花写真を掲載予定です。
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板橋区立赤塚植物園 [山野草・雑草・自然観察]
2012.2.20 mon.
2月も下旬を迎えようとしていますが、なかなか暖かくなりませんね~。
暖かい年だと、今頃はすでに春の庭仕事を始めているのですが、
今年の気候ではまだまだ無理なようです。
そんなわけでブログもすっかり更新が止まっていましたが、
昨年秋に訪れて写真を撮ってきた赤塚植物園の様子をまだ記事にしていなかったことに
ふと気づきましたので、ぼちぼちと記事にしてみたいと思います。
赤塚植物園は「本園」と「万葉・薬草園」の2つのエリアがありました。
同行者のSさんと私は、なぜか裏手の地味な「万葉・薬草園」の方から撮影開始です!
園内に足を踏み入れると、さっそくアカバナのゲンノショウコに出迎えられました。
昨年の夏に白花のゲンノショウコを撮影した際に、
アカバナも見てみたい…と思っていたのが、さっそく実現できたのでした♪
ゲンノショウコ(現の証拠)
フウロソウ科フウロソウ属多年草
古くから下痢止めの民間薬として利用される。
利用部位は地上部(葉、花)
※若葉は猛毒のトリカブトやキンポウゲ科の有毒植物と似ているので注意が必要です。
誤用を防ぐためには、夏の開花期に採取すると良いですね。
で、こちらは白のゲンノショウコ。
赤花を見てしまうと、何とも地味ですが、実物は清楚でとてもかわいい花です。
クコ(枸杞)
ナス科クコ属落葉低木
原産地は中国。
こちらが実です。
ナス科…なるほど~、実のつき方がナスっぽいですね。
乾燥させた実は薬膳の食材としておなじみですが、
実以外にも根皮、茎がそれぞれ生薬として、古くから利用されているとのことです。
さて、こちらは高木に大きな葉と大変な存在感のある実がなっていました。ホオノキです。
ホオノキ(朴の木)
モクレン科モクレン属落葉高木
この大きな葉に殺菌作用があるので、食品を包んで腐敗防止の役割を果たします。
朴葉寿司、朴葉餅などがおなじみですね。
また熱にも強いため、朴葉味噌、朴葉焼きなど、葉を熱する調理法にも利用されます。
幹は木材として、まな板、包丁の柄など、様々なところで利用されています。
植物園の管理棟前に、乾燥させたこの実がおいてありました。
こうなってもやっぱりすごい存在感ですね~!
そしてお花を二つほどご覧ください♪
タイアザミ(キク科アザミ属)
クサボタン(キンポウゲ科センニンソウ属) ※有毒植物
写真はすべて2011.10.8撮影 於:板橋区立赤塚植物園
赤塚植物園の記事、しばらく続く予定です。
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箱根湿生花園Ⅲ [山野草・雑草・自然観察]
9/19の箱根湿生花園の続きです。写真が賞味期限切れになりそうですね…^^;
いろはさん、前記事にコメントいただいたアケボノソウです~!
こぎんさんが愛してやまなかったお花の一つ…。
そしてこぎんさんを愛する者たちにとって忘れられない花の一つですね。
これもまたボケッとした写真しか撮れなかったのが悔しいです。
アケボノソウ(リンドウ科センブリ属)
サクラタデの近くからポツポツと姿を見せていたミゾソバ(タデ科イヌタデ属)は
この辺でちょっとした群生状態。
イヌタデ属の花って良く見るとホントかわいいんですよね~。
どこにでも咲いているような平凡な花なのですけど、野山の花の観察を続けるうちに
どんどん好きになっていくお花です。
ヤマトリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)
「トリカブト」というと「毒草」としてのイメージが強いですね。
それもそのはず、この根は植物界で最も強力な神経毒だそうです。
根だけでなく、全草に毒性があります。
現在でも漢方では処方されることもありますが、もちろん素人の判断で使用するのは厳禁です!
これは、いろはさんの記事で名前が分かりました。ジャコウソウ(シソ科ジャコウソウ属)です。
写真だと大きさが分かりにくいのですが、前のアケボノソウやイヌタデなどと比べると
かなり大きなお花です。
こちらもしっかりとした大きなお花でキレンゲショウマ(ユキノシタ科キレンゲショウマ属)
ここ箱根湿生花園や日光植物園などではたくさん見られますが、
絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危惧が増大している種)に指定されています。
もう少し手前の方にはレンゲショウマもありましたが、残念ながらちょうど花が終わったところでした。
ヤマハギ(マメ科ハギ属)
入り口付近にも咲いていましたが、なんとなく撮りそびれてここまで来てしまいました。
葉っぱの陰に隠れてしまっていますが、キツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)です。
奥にはツリフネ草も咲いています。
キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属)
マルバフジバカマ(キク科ヒヨドリバナ属? アゲラティナ属との説もあり)
今回、花の名前に科名だけでなく属名も入れてみました。
というのも、シソ科やキク科の花はその数が大変多いので、科名の表記だけでは物足りなく感じてしまったためです。
属まで調べると、同じ科の中でもどの花が近い性質をもったものなのかが分かりますし、「なるほど~」と納得することもいろいろありました。
が、花の名前を調べるだけでも四苦八苦している私が、属名まで調べるのはなかなか大変な作業になってしまいました…^^;
次記事からは、たぶん属名表記は、自分が特に関心を持って調べた物以外はなくなる…かもしれません。
それから、前記事で「セキヤノアキチョウジ」としたのは別の花のようです。
先日、他の公園で本当の「セキヤノアキチョウジ」の花を見ましたので、そちらはまた近日中にアップしたいと思います。
大変失礼しました…。
最後は下手な花写真を並べただけになってしまいましたが、これで(やっと…)箱根湿生花園の記事を終わります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました~♪
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箱根湿生花園Ⅱ [山野草・雑草・自然観察]
2011.10.6 thu.
9月19日の箱根湿生花園の続きです。
ホトトギス(ユリ科ホトトギス属)は園内あちこちで見られました。
こちらは蕾の形はホトトギスと良く似ていますが、葉が違うようですね。
ヤマホトトギス(もしくはヤマジノホトトギス)?
それとも他の花?
こちらはケマンソウの仲間…かと思っていましたが、湿生花園のHPによると花の名前間違いです。ごめんなさい!
セキヤノアキチョウジ(シソ科ヤマハッカ属)かもしれません。
この花の名前は結局分かりません…。
本当のセキヤノアキチョウジの写真は後日アップ予定です。(10/13追記)
繊細な姿が美しいですね。
こちらはちゃんと名札がついてました。
シラヒゲソウ(ユキノシタ科ウメバチソウ属)
初めて見るお花です。ウメバチソウの仲間なのですね~!
写真のピントが大甘なのが残念です。
この子はこれからどんな風に変化するのでしょう…と気になる姿は
ヤマボクチ(キク科ヤマボクチ属)
イヌショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)
植物の名前に「イヌ」がつくのは「役に立たない」といったような意味合いです。
似たような花姿のサラシナショウマが根に薬効があり漢方薬として利用されるのに対し、
薬効がないこちらの花はイヌショウマと命名されたのではないかと思われます。
人の役に立つかどうかで名前を決められるのでは、花の立場としては
たまったもんじゃないですね~^^;
園芸の方から植物に馴染んだ私などは、このお花の名前は迷わず
「ルリタマアザミ」と言ってしまいそうですが…
ヒゴタイ(キク科ヒゴタイ属)なのですね。
この2種、私にはまったく区別が出来そうもありません…^^;
おなじみのマツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属)
止まっている蝶はキタテハかな?
マツムシソウは残念ながら状態の良い花がありませんでしたが、
この花の周囲には蝶々がたくさん集まっていて、そちらの方はとても見事でした。
小花が群生しているのを見るとなぜか興奮してしまうのが、私、めりっさの習性です(笑)!
サクラタデ(タデ科イヌタデ属)
以前奥日光で見て以来、大好きなお花の一つです。
この大好きなサクラタデがこんなに群生しているのに…
そしてかなりの回数シャッターを切ったというのに……
納得のいく出来栄えの写真が一枚もなかったのです…。
それですっかり意気消沈してました。
そしてそして…このお花を見るうちに……
マクロレンズ欲しい…
そんな物欲に目覚めてしまっためりっさなのでした…
なんだかまた長い記事になってしまいましたので、
急遽、箱根湿生花園Ⅲに続く…ということで…。
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箱根湿生花園Ⅰ [山野草・雑草・自然観察]
2011.10.2 sun.
9/19の箱根湿生花園の花たちです。
上の写真はアサマフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)。
前記事のトップのゲンノショウコと同じフウロソウ科のお花ですね。
花の径は3~4cmとフウロソウ属の中では最大、花色も濃く草丈も大きいです。
名前からわかるように浅間山近辺に多く自生する花で、箱根には本来自生していないのですが…
『箱根湿生花園は、湿原をはじめとして川や湖沼などの水湿地に生息している植物を中心にした植物園です。
園内には、低地から高山まで日本の各地に点在している湿地帯の植物200種のほか、草原や林、高山植物1100種が集められ、その他、珍しい外国の山草も含め、約1700種の植物が四季折々に花を咲かせています。園路は、低地から高山へ、初期の湿原から発達した湿原へと順に植物を見てまわるようになっています。』(HPより)
日本各地の花が、ここ箱根湿生花園で見られるのですね~。
HPの引用のように順路にも意味があるので、なるべく順路に沿って写真をアップして行きたいと思います。
シラヤマギク(キク科シオン属)
キバナアキギリ(シソ科アキギリ属)
私の本来の専門であるハーブ類はシソ科がとても多いので、シソ科の花にはそれなりになじみが
あるのですが、シソ科で黄色のお花は珍しいような気がしました。
(もっと白に近いクリーム色はあるかもしれませんが…)
このような写真を撮ってしまうと、これがアザミなのかタムラソウなのかさえ区別ができません…(^^ゞ
こちらはたぶん初めて見たお花…テンニンソウ(シソ科テンニンソウ属)
北海道から九州に生息し、ブナ林など広葉樹林の斜面の下部で見られるそうです。
ナナカマド(バラ科ナナカマド属)。
葉の先のほう、少し紅葉が始まっているのかな。
かなり状態がわるいのですが…タカクマヒキオコシ(シソ科ヤマハッカ属)
そしてこのアザミは何アザミでしょう?
手元の図鑑を見てみて、一番近いように感じるのはナンブアザミ…かな~?
鮮やかな赤紫のツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)
園内の環境は湿地から水辺へと移っていき、コウホネ(スイレン科コウホネ属)も見られました。
※トップの写真のアサマフウロが見られたのは、本来はこの水辺の近辺でした。
ここまで、園内のあちこちでワレモコウ(バラ科ワレモコウ属)が見られましたが、
こちらは白花のワレモコウのようです! これも初めて見ました!!
リンドウ(リンドウ科リンドウ属)の青が鮮やかです。
今回の箱根湿生花園ですが、写真の出来がとても悪いので、記事にするのを止めようかとさえ思っていました。
でもせっかくいろんなお花に出会えたことだし…ということで、自分用の記録を主目的として記事にしました。
花の種類がとても多かったので、2記事に分けてアップします。
お花の名前等で気づいたことがありましたら、ご遠慮なくご指摘くださいませ<(_ _)>
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