土曜の夜はハンドクリームづくり [アロマテラピー活用術]
お久しぶりです。
ブログにお越しいただきまして
ありがとうございます。
心と身体の自然治癒力を高める
アロマ&心理サロン
*ゼラニウムガーデン*
“めりっさ”こと いそむらゆうこです。
土曜の夜はのんびりと
自分のためのハンドクリームづくり。
もしかして、
アロマセラピストっていうのは
自分のお肌のお手入れとか
すごくしっかりやってると
思われているかしら…?
私はお肌のセルフケアに関しては
超シンプル(ズボラともいう…かな)。(笑)
ふだんから
お客さまのオイルトリートメントをしているおかげで
手はあまり乾燥しないような気がして
ここしばらくはハンドクリームさえ作ってなかったのです。
でも、いくらオイルトリートメントしていてもね、
さすがに手の甲は
乾燥するってことに気づきました!(^^ゞ)
未精製の蜜蝋と植物油
(今日はマカデミアナッツオイルを使いました)に、
精油を3滴 の
超シンプルなレシピです。
使った精油は
ラベンダー
ゼラニウム
フランキンセンス。
フランキンセンスは
ソマリアやエチオピアなど
乾いた土地で育つ
カンラン科の樹木の樹脂を
水蒸気蒸留して採った精油です。
抗菌、抗炎症作用が高いので
私は、ハンドクリームのレシピには
フランキンセンスをよく使います。
また、
心への作用が
非常に注目される精油でもあります。
呼吸をゆったりと深く整えるので
古くから、宗教儀式や瞑想などに
用いられてきました。
キリストの誕生の際に
東方の三賢者が捧げたといわれる
黄金、没薬、乳香。
この「乳香」が
フランキンセンス。
そんなところからも
宗教儀式には欠かせない香りであることが
うかがえますね。
モノテルペン炭化水素類の
α-ピネンやリモネンの含有量が多いので
森林浴のように
心を鎮める効果も
期待できる香りです。
* * *
ハンドクリーム、リップクリームなどの
アロマクラフトづくりは
リクエストをいただきましたら
サロンでもワークショップを開催しますので
ご遠慮なくリクエストして下さいね!
*ゼラニウムガーデン*では
常時40種類程度の精油を
扱っておりますので
その中からお好きな香りの
アロマクラフトをお作りいただけますよ~♪
* * * * *
*ゼラニウムガーデン* は
心理セラピーに力を入れています!
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本来の状態に蘇生させる
エモーショナル・リ*バース・セラピー
セミナー『そうだ、イランイランの話をしよう』 [アロマテラピー活用術]
2015.12.23 wed.
お久しぶりです。
クリスマスイブイブの休日(笑) 、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私は今日は久しぶりに精油とじっくり向き合うセミナーに参加してきました。
森岡亜由美さんのセミナー、『そうだ、イランイランの話をしよう』です。
一つの精油をじっくり2時間半に渡って掘り下げ、香りのクラフトづくりの実習もあるという、とっても魅力的なセミナーでした。
私にとってイランイラン精油は、“ちょっと苦手なんだけど気になって仕方がないクラスメート”みたいな存在。
アロマの世界に足を踏み入れた当初、「なんだ、この強烈な香りは!!」と思いっきり拒否反応してしまった精油がイランイランでした。正直、強すぎて頭が痛くなる。なのに、精油の効能を書いた本を見ると「頭痛を緩和する精油」になってる。
そして、巷では、ユーミンが、イランイランの香りを焚きながら「真夏の夜の夢」 (かなり話題になった某ドラマの主題歌です!)の曲を作ったとかなんとか、そんな話題で注目を浴びたりして、一時はアロマショップの店頭で入手困難になったこともあったくらい(古い話でスミマセン)人気の精油。
う~ん、どうしても苦手だったんですよ、あの強さ、あの「私はイランイランよ~!」って声高に主張する香りが。
今はごく少量を使う分には「いい香りだな」って思うくらいに克服してるんです。
そして、時には「いい香りだな」とか、「今日はイランイランをいれたブレンドオイルでアロマトリートメントを受けたいな」って思うくらいに好きになってもいるのです。
だからなおさらなのかな? イランイランってやっぱり気になる存在。
で、満席だったこのセミナーにキャンセルが出たことを今朝フェイスブックで知って、参加申し込みました。
その時の私はまだ布団の中。スマホから参加申し込みをして、30分後にはバスに飛び乗りましたよ~。
基本、出不精の私にそこまでさせる「イランイラン」。やっぱりなんだか只者じゃないかも?!(笑)
と、やたら長い前置きになりました。
森岡亜由美さんの「精油の話をしよう」シリーズのセミナーは、その日のテーマとなっている精油を何本か用意してくださって、嗅ぎ比べができるのが何よりの魅力です。
イランイラン精油の場合は、蒸留を初めてから最初の1~2時間で抽出される精油だけを摂ったものが「エクストラ」、その後1時間ほどの間に抽出される精油を「ファースト」…と、抽出時間の違いにって4種類ほどに分類されており、また、蒸留時間の区別をしないで採油された「コンプリート」という5つの区分があります。
今日用意してくださっていたのは、『生活の木』のエクストラとコンプリート、そして『ニールズヤード』、『グリーンフラスコ』のイランイラン、合計4本のイランイラン精油で嗅ぎ比べです。
立ち上ってくる速度、強さ、香りの質、それぞれに特徴があり、そこが好き・嫌いが別れるところでもありそうです。
個人的には、嗅ぎ比べた時点ではニールズヤードが繊細な感じで好きかな…と思ったのですが、時間が経つとまた印象が変わるのが、香りのおもしろいところでもあります。
それから、精油の成分・効能の話、亜由美さん的イランイラン考の個性的で楽しいお話を伺い、いよいよクラフト制作実習です。
今日はバスソルトを作りました。
用意された海塩に、イランイラン精油をメインにしつつ、香りのバランスを考えて好きな精油を加えていきます。
ここが参加者の皆さんの個性が出るて面白いところです。
私が作ったバスソルトは…
イランイラン、フランキンセンス、サイプレス、クラリセージ、マジョラム、オレンジスイート
贅沢に6種類もブレンドしてしまいまいました! どことなく瞑想チックな香りになりました。
皆さんの作った香りは、イランイランの個性がしっかり出た華やかなもの、不思議とすっきりハーバル調のもの、アジアチックでありながら爽やかなもの、シャープな印象のもの、と、本当にそれぞれ個性的。
実習後の香りのシェアタイムは何よりも大好きな時間です。
ラッピングまでしちゃって、素敵ですね!
ちなみに右が私のです。
タグにカタカナで「バスソルト」って書いてしまって、他の方がおしゃれに英語で書いてたりするのを見て、
あ~、私って女子力低いな~と思った一幕。
だからイランイラン精油が苦手なんだなー、きっと。(笑)
イランイランはマレー語で「花の中の花」の意味。女子力の高い人が好む精油なんですよね~。
最後に参加者皆さんのバスソルトで記念撮影です!
秋の陽射しとリップクリーム作り [アロマテラピー活用術]
2009年11月6日(金)
今年は控えめな背丈で咲いたウィンターコスモスの花です。
晩秋の陽射しがまぶしい一日でした。
庭のブルーベリーもすっかり色づきました。
初夏に結実したオリーブはゆっくりゆっくりと熟して色づいてきました。
近所の神社まで、コンデジを持ってフラフラと…。
控えめな黄葉の桜の木。
黒い実もあくまでも控えめに…。
あまりに鮮やかな黄葉よりも、こんな何気ない色づき方が結構好きだったりします。
こちらも控えめな色遣いで…。
桜の足元にはツワブキの花、ですね。
名前は知っていたけど、今まであまり気にとめたことのなかったこの花。
今頃が花期とは知りませんでした…^^;
もしかしたら、今年最後のアキアカネかも…。
心なしか、元気が無いような気がしました。
横からの秋の陽射しがまぶしいです!
そんな陽射しの中…
真夏でも日向ぼっこをする我が家のチコ姫ですが、やはり秋の陽射しは気持ち良いのでしょう。
お気に入りのポーズでお昼寝中です。
(周囲はネコの運動会後で荒れております…^^;)
秋冬の必需品、リップクリームとハンドクリームを作りました。
市販のリップクリームって、刺激が強いものが案外多いんですよね。
かえって唇が荒れてしまいます。
ホホバオイル、ミツロウ、シアバターそしてラベンダーのエッセンシャルオイルで作る
オリジナルのリップクリームです。
アロマショップで、リップクリーム用の容器も販売していますので、手軽に作れますよ。
材料を混ぜながら溶かし、完全に溶けたら荒熱をとってからエッセンシャルオイルを加えます。
良く混ぜたら容器に流し込みます。
このまま冷めて固まれば完成です!!
<参考>リップクリームのレシピ(リップケース2本分)
ホホバオイル …… 8ml
ミツロウ …… 4g
シアバター …… 2g
エッセンシャルオイル(ラベンダー)……1滴
※唇はとてもデリケートな部分ですので、エッセンシャルオイルは
ラベンダーなど刺激の少ないものをごく少量にとどめます。
寒くなってくると、指の皮がボロボロむけて炎症を起こしてしまう息子にはハンドクリームが欠かせません。
ハンドクリームも少し多めに作りました。
ナニナニ、何ちてるの~?
チコ姫の偵察です。
「ネコにエッセンシャルオイルは良くないんだから、あっちに行ってなさい!」
※ ↑ さりげなく過去記事の宣伝だったりします^^;
詳しくは拙ブログ「ネコとアロマテラピーのキケンな関係」の記事をご覧ください!
だってなんだか美味ちそうなんだもん…
チコ姫…食欲の秋です。
怪我をして我が家にやってきたとき、たった2.2キロしかなかったチコ姫…
あれから約半年…。
体重は3.2キロまで増えました。
大きくなってきたので、最近はモモタと見間違えることもしばしばです。
何度教えてもテーブルに乗ってはいけないということを覚えられない、超マイペースな姫です。
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お手軽虫よけスプレー [アロマテラピー活用術]
2009年7月30日(木)
梅雨明けしたのかしないのか…はっきりしない天候の中、7月も終わろうとしています。
7月中の、これまでにアップ出来なかった写真をご覧ください。
まず ↑ は、満開のオレガノとグロッソラベンダーのところにやってきた蝶です。
タテハチョウの仲間…としか分かりませんが。
翅の裏側はかなりグレーっぽい色合いでした。
こちらは、おなじみの野菜の花シリーズです。
さて、何のお花かわかりますか?
答え…
チマ・サンチュのお花です。
7月に入るとどんどん伸びて、こんなことになってしまいました。
答えの写真は、手前と奥、2株写っています。
手前が開花してしまった株、奥はこれから花穂が伸びる株です。
花は開ききっていないような中途半端な状態ですが、これ以上広がった姿を見ることはありませんでしたので、これで満開の状態なのかな…? と思います。
庭は春先の華やかさはなくなってきましたが、可憐に咲く小花たち。
種から育てたロベリア(左)と、冬越しして少しずつ咲いている宿根ネメシア(右)。
3月に作った野の花の寄せ植えに植えたクローバーの葉っぱです。
クローバーの葉って、なんだか心が和みますね。
小さなピンクのオキザリスの花。葉っぱはやっぱりクローバー型ですね。
このオキザリスは花の可憐さも魅力ですが、それより何より、葉っぱの存在感がすごいです!
珍しいな~と思ってカメラを構えると…
レンズを支える左腕に蚊が4匹…(・。・;
横目で蚊を見ながらシャッターを切り、すぐに払いのけようとすると…
見えない位置にあと1匹!
左腕の肘下だけで5匹の蚊が止まっていました。
我が家の周辺、ともかく蚊が多いです(-_-;)
ということで、切らしていた虫よけスプレーを早速作らなくては…。
以前にも虫よけスプレーは記事にしました →こちらです! が、
今回は精油の種類を変えてみました。
今回使った精油は
・シトロネラ…6滴 ・ゼラニウム…2滴 ・ペパーミント…2滴
シトロネラは、蚊を寄せ付けない香り成分を含むことで、知名度の上がった精油です。
今回はこのシトロネラを中心にして、
同様に蚊を忌避する香りのゼラニウムと、
ダニを忌避する成分を含むペパーミントの3種類の精油です。
その他使用するのは、
無水アルコール5mlと、精製水45mlです。
作り方手順は前回と全く同じですので
作ってみたい方は、虫よけスプレーの過去記事、どうぞご参照ください。
作ったら、ラベルを貼っておきましょう!
ラベルには、作製年月日と使った精油の内容、できればアルコールと精製水の分量も
記載しておきましょう。
・作製年月日は、古くなってしまった時に、まだ使えるかどうかの目安に。
・分量は、次に作るときの参考に。
また、また万一皮膚トラブルが起きた場合にトラブルの原因になった物質を特定するために
必要な情報になりますので…。
翌日、このスプレーをたっぷり塗って、午前中いっぱい空き地の草刈りと相成りました…。
(注意)顔に使う場合、精油の総量を、このレシピの半分にしてください。
ご紹介した分量は、精油の濃度が1%となっていますが、
敏感な部位である顔には0.5%程度が望ましい
というのが、日本アロマ環境協会の基準となっています。
私もこのスプレーをうっかり顔に使用してしまいましたが、
後でちょっとヒリヒリしました…(・。・;
虫よけスプレー作製のため、アルコールで容器の消毒をし始めたら、
ベランダにさっさと逃げて行ったモモタ。
窓の向こうから見学です。
ネコはにおいに過敏な体質ですから、ネコの近くではアロマは控えた方が無難です。
(ネコとアロマに関して関心のある方は、
過去記事 ネコとアロマテラピーのキケンな関係 をどうぞご覧ください。)
そしてこちらは…
この夜、ソファで寝転がる息子の足を枕にすやすやと眠るチコです。
人の足に乗り上げながら寝るのが大好きなねむり姫…。
体重が軽いので、さほど苦痛にならないのが有り難いです!
これがモモタだったら…^^; シャレにならない重さですから…。
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ネコとアロマテラピーのキケンな関係 [アロマテラピー活用術]
2009年1月21日(水)
普通、ネコなら嫌がるはずのミカンの香りですが…
最近食欲旺盛なモモタは、人が食べているものは何でも
においをかいでみないと気が済まない様子。
結局、嫌いなにおいだったので、カゴにスリスリしてごまかしています…(^^ゞ
今はこんな風に元気いっぱいすぎる我が家の白ネコモモタですが、
実のところ、神経質なのか、あるいはアレルギー体質でもあって実際にかゆいのか…
身体を痒がっては舐めすぎたりかきむしったりして、脱毛してしまうこともしばしばです。
そんなときは、単に毛が抜けるだけではなく、皮膚の炎症を起こすことも多く、
ひどいときは発熱を伴う場合もあります。
ちょうど1ヵ月前の写真です。
この頃もグルーミングのしすぎでお腹の毛が薄いですね。
そんなとき、ハーブやアロマを暮らしに取り入れている身としては、
ネコもアロマでケアしてやれないかとふと思ったりします。
そこで、アロマの資料をいろいろ調べると、ペットアロマテラピーに関して、
犬についての記載はいろいろとあるのですが、
ネコのアロマに関して言及している資料は一向に見つかりません。
イヌもネコも似たようなもの…犬に有効なやり方を試してしまおうか、と思ったりもしたのですが、
試しにネットで検索してみると…
「新聞にネコにアロマのティートゥリーが肝臓に悪いと大きく取り上げられていました…」
といったような記載が……
そんなわけで、ネコとアロマテラピーのことを調べ始めましたが…
あまり研究が進んでいる分野ではないためか、文献がほとんどないのが現状でした。
そんな中、ネコとアロマテラピーに関して、踏み込んだ記述のある本をやっと入手しました。
さてこの本、説明が行きつ戻りつして、正直、なかなか分かりにくいのですが、
その本を元に、ネコとアロマテラピーの危険な関係を、なるべくわかりやすくまとめてみました。
※分かりやすく…といっても、やっぱりわかりにくい部分が多々あると思いますが、
ネコを飼っていて、アロマテラピーにも興味のある方はぜひご一読ください!
ネコと精油の組み合わせは、潜在的に危険であることが分かっています。
それは、ネコが、以下のような特性(体質)を持っているためです。
①ネコの代謝機能の特異性
ネコは、特定の物質を分解して、効率的に排泄するのに必要な
グルクロン酸抱合酵素を持っていない。
これは、ネコ以外のほとんどの動物が持っている重要な解毒機構である。
そのため、特定の物質の排泄が緩慢になり、有毒な代謝産物が体内に蓄積し、中毒を起こしやすい。
②ネコは、ネコ科特有の生物学的特異性で、特定の薬物に対して他の動物と全く異なる反応を示す。
他の哺乳動物では無害な精油成分のモノテルペン炭化水素類に対して、過敏である。
③他の動物でも使用量に気をつける必要のあるフェノール類、ケトン類に対して
特に非常に過敏である。
④ネコは非常に繊細で薄い皮膚を持っている。
大体、以上4点にまとめられるようです。
では、それぞれについて、アロマとの関係から少し補足してみます。
①ネコの体質そのものに関しては、獣医さんの領域かと思いますので、
これ以上詳しいことは私にはわかりませんが、
アロマとの関係において、
ネコは身体に不要な物質の排泄が緩慢であったり蓄積しやすい特質を持っている、
ということが重要です。
精油の成分も体にとっては異物ですから、体内に取り込まれた後、当然排泄されなければ
ならないわけですが、ネコの場合排泄に時間がかかったり、排泄されずに蓄積しやすいわけです。
②、③について、アロマの領域での説明を加えていきたいと思います。
※そもそも精油とは、無数の化学物質で構成されており、それぞれが独自性を持っているもの
だということをまず言及しておかなければいけませんね。
②ネコが過敏なモノテルペン炭化水素類とは…
ほとんどの精油に含まれている物質ですが、特に柑橘系の精油は、これを主成分としています。
モノテルペン炭化水素に属する芳香分子の主なものはリモネンとピネンです。
リモネンを多く含む精油…オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ベルガモット、ネロリ
レモングラス、フェンネル、ブラックペッパー、フランキンセンス
ミルラ など
ピネンを多く含む精油 …ローズマリー、ユーカリ、サイプレス、ミルラ、フェンネル など
これらの物質にネコが過敏であるというのは、ネコにみかんのにおいを嗅がせてみたことがある
方ならなんとなく納得していただけるのではないでしょうか。
③フェノール類、ケトン類について
フェノール類…非常に強い殺菌作用がありますが、皮膚刺激が強い芳香成分です。
また、人の場合でも、長期間大量に使い続けると、肝臓に悪影響があるとされて
いるため、低濃度、短期間の使用が望ましいとされているものです。
フェノール類を含む精油…オレガノ、タイム、シナモン、クローブ、ウィンターセボリー など
ケトン類…神経毒性があるといわれる芳香成分。
人においても長期継続使用は中枢神経の異常の恐れがあります。
乳幼児や高齢者、妊婦には使用厳禁です。
ケトン類を含む精油…スペアミント、フェンネル、ジャスミン、ヒソップ、セージ、
ワームウッド、カンファー、スパイクラベンダー など
以上のように、精油の種類によっては、ネコにとってはとても危険な物質なわけですから、
その上、④のように繊細でうすい皮膚のネコに精油を塗布するのがいかに危険なことであるかは
もうおわかりいただけると思います。
もしどうしてもネコにアロマテラピーを行いたい場合、
精油ではなく、芳香蒸留水(ハイドロゾル)の使用を著者は勧めています。
芳香蒸留水は、精油を抽出するために水蒸気蒸留を行う際に、精油分と分離される水分です。
※しかし、現状では、ローズやラベンダーなどの限られた種類以外のものは、
精油と比べて入手が困難かと思われます。
また、ネコがいる室内で、自分がアロマテラピーを行う場合にも注意が必要です。
人が室内で芳香浴やアロマトリートメントを行う場合には、
・なるべくネコから離れた場所で行い、換気に留意する。
・芳香浴を長時間にわたり行わない。
・ネコが不快感を感じたときのために、ネコが自由に動き回れる状態で行う。
(ネコをケージなどに入れて逃げ場のない状態で行わない)
などの配慮をする必要がありそうです。
気軽に暮らしに取り入れられると思われがちなアロマテラピーですが、
精油には危険性もあることを、常に考慮に入れておかなければなりませんね。
参考文献
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 3,990 円
ネコとアロマテラピーに関しては、こちらより引用させていただいています。
医師が認めたアロマセラピーの効力―「精油」を嗅ぐ、塗る、飲む…なぜ、さまざまな病気に効くのか (KAWADE夢新書)
- 作者: 川端 一永
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2002/01
- メディア: 新書
さて、私のプロフィールページには
凝っていること:ネコにミカンのにおいを嗅がせていや~な顔をするのを見ること
との記載があるのをご存じの方もいらっしゃると思いますが…
これ、やってはいけないことだったのですね~。
ごめんなさい!!
もうやりません…^^;
ヒアシンス…早く咲くといいな~!
愛用のカメラ(コンパクトカメラ)、入院しちゃいました。
今後のブログ更新はどうなる事やら…。
この際デジタル一眼レフを買ってしまおうか…
でもいざ買おうと思うと、どの機種にするかなかなか決断できないものですね~^^;
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花と鼻づまり [アロマテラピー活用術]
2008.3.11
ものすご~く久しぶりに畑の収穫がありました!
(最近読者になってくださった方は、畑の存在をご存じないかもしれませんね…)
小カブで~す。
浅漬けにでもしましょうか♪
今日は11:00から3:00頃までたっぷり庭の手入れをしました。陽のあたるところでは暑いくらいの、初夏を思わせるような陽気でした。
春が大好きな私は浮かれていますが、花粉症の人にとってはつらい季節ですね~。
少し前の記事でも触れましたが、昨年アレルギー検査をしたら、杉花粉、陽性出ちゃいました。
もともとハウスダストアレルギーの傾向があり、冬は鼻づまりに悩むこともしばしばだったのですが、
今年はほとんど鼻づまりなく過ごしています。
きっと秋から毎日飲んでいたハーブティーがよかったのでしょうね!
(興味のある方は、2月9日記事 花粉の季節の季節のハーブティー ご参照ください)
一方、息子は、花粉の季節到来で、鼻づまりに悩まされているようです。
息子は、生後はじめての冬からずっと鼻づまりに悩まされている、筋金入りの鼻づまりクンです。
そんなわけで、毎年冬から春先にかけて、息子君の耳鼻科通いが続きましたが、
昨冬あたりからはなんとか耳鼻科のお世話にならずにしのいでいます。
こちらは、ハーブティーより即効性のある蒸気吸入法のおかげです。
精油の蒸気吸入法
洗面器などに90℃くらいの熱いお湯を用意します。
そこに、ユーカリ、サイプレス、ペパーミントの精油を各1滴落とします。
目をつぶって、洗面器から20~30センチ離れて、立ち昇ってくる蒸気を吸入します。
(この際、ゆっくりとした腹式呼吸で、鼻から吸って口から吐くようにしましょう。)
蒸気を逃さないために、頭から洗面器までを大きめのタオルですっぽりと覆うとより効果的です。
花粉症に限らす、風邪で鼻づまりのひどい時や、痰が切れにくい時など、
呼吸器系の“詰まり”の症状の際に呼吸を楽にしてくれるのがこの蒸気吸入法です。
使用する精油は、この3種類すべてがそろわなくても大丈夫ですよ!
眼には刺激が強いので、必ず目をつぶって行ってください。
くれぐれもやけどをしないよう気をつけてくださいね!
さて、今日手入れをした庭の様子です。
チューリップの芽が出て、だいぶ育ってきました。
左:ブラックヒーロー (手前のふさふさの葉っぱはアネモネです。)
右:アプリコットビューティー
前に火星人みたいな写真をUPしたアネモネの球根。ちゃんと芽が出てきましたよ~♪
上からアーティチョーク、マジョラム、ジャーマンカモミール
昨年の秋の種まき組です。マジョラムとジャーマンカモミールはちゃんと間引いていないので、
このままでいくと共倒れの危機にあります。
何とかしなくては!
アーティチョークもそろそろ定植できるかな?
上のアーティチョークたちに踏んずけられていたのに、一生懸命ひょろっと伸びて顔を出したスノードロップ。
これは先週発見した時の写真です。今日はもうしっかり咲いていました。
踏んずけちゃっててごめんね!
スノードロップやムスカリなど、植えっぱなしの球根の花が今年はあまり咲きません。
昨年のシーズンオフにしっかり肥料をやらなかったせいでしょうか…。反省^^;
ブルーベリーのつぼみです。
今日のこの暖かさでほころび始めたつぼみちゃんもいました。
明日も晴れるといいな~。
アロマテラピー基礎の基礎 [アロマテラピー活用術]
子ども達の夏休みもそろそろ中盤。
普段は学校で忙しい子ども達ものびのびと遊び始めました。
我家のベランダから見える空き地。
少年達がたむろしています。
カナヘビをとっているのかな?
カナヘビって知っていますか? 名前に「ヘビ」とつきますが、トカゲやヤモリなどに似た形の生き物です。顔を良く見ると、とてもかわいい目をしています。動きが早いので、写真はなかなか撮れません。
我家の近辺にはやたらたくさんいて、小学生の子ども達は、一度はカナヘビとりに熱中します。
さて、今日はかなりまじめにアロマテラピーのお話をします
アロマテラピーという言葉はずいぶんメジャーになりましたが、まだまだお部屋の香りとして芳香浴をする程度の限定的な利用法にとどまっている方が多いのではないでしょうか?
アロマテラピーで使われる精油(=エッセンシャルオイル)には、先日、私が腰痛の時に行ったセルフトリートメントや、以前記事にした虫除けスプレーにするなど、芳香浴より一歩進んだ使い方があります。
私の場合、肩こり・腰痛の時と、脚の静脈瘤に痛みが起きたときは、このセルフトリートメントが欠かせません 筋肉痛にも、肩こり腰痛と同じトリートメントオイルが有効なようです。
また、虫除けスプレー以外にも、デオドラントスプレー、オーデコロンなど、自分の好みの香りで作っています。
ハンドクリーム、リップクリーム、最近では顔に使えるふわふわクリームなども作って使うようになりました。
ただし、精油を原液で身体に塗ってはいけません。腰痛のところでお話したように、精油を希釈して、1%程度の濃度になるようにして使います。顔の場合は0.5%が目安です。
というのは、精油は、植物の芳香成分が非常に高濃度に圧縮されたものなので、そのままでは皮膚に刺激があるのです
※精油は必ず100%天然成分のものを使用しましょう。似たようなビンにはいって売られているポプリオイルなど、紛らわしいものがありますので注意が必要です。
では、トリートメントオイルのつくり方です。
精油をトリートメント用の植物オイル(キャリアオイル)で薄めてトリートメント用のオイルにするわけですが、
キャリアオイルには、ホホバ油、スイートアーモンド油、オリーブ油、マカデミアナッツ油などいろいろあります。アロマやハーブの専門店で購入すると良いでしょう。
精油はたいてい、1滴ずつ滴下できるドロッパーのついたビンで売られています。この1滴が実は0.05ml程度に調整されています。
ですから、
たとえばキャリアオイル10ミリリットルに対し、1%濃度のトリートメントオイルをつくるためには精油が何滴必要か?という計算をするわけですね。
①1%相当の量(ml)は
10ml×0.01=0.1ml
①これを滴数に換算すると…精油1滴が0.05mlですから
0.1ml÷0.05=2
ということで、10ミリリットルのキャリアオイルに対して2滴精油を入れると1%濃度のトリートメントオイルが出来るわけです。
理屈はこういうことになりますが、単純に10mlのキャリアオイルに2滴精油を入れれば1%濃度になる、と覚えてしまえば簡単です♪
そして、肝心な精油の選び方です。
肩こり・腰痛・筋肉痛には・・・ラベンダー、ローズマリー、レモンなど
頭痛には・・・ラベンダー、ペパーミント、ベルガモット(こめかみに塗布してマッサージ)
静脈瘤には・・・レモン、サイプレスなど
咳・のどの痛みには・・・ユーカリ、ラベンダー、ティートゥリーなど(胸元に塗布してマッサージ)
トリートメント以外にもいろいろな利用法がありますが、長くなってしまいますので、また少しずつ記事にしていきたいと思います。
アロマの基本を学んでみたい方はこちらの本をどうぞ
日本アロマ環境協会が行っているアロマテラピー検定のテキストです。
私のは少し古いので、装丁、内容とも改定されているはずです。
めざせ!1級合格
(さほど難しくないですヨ)
もう少し手軽に学んでみたい方におすすめするのは
「はじめてのアロマテラピー」
監修・佐々木 薫
発行・池田書店
こちらも、現在は、DVDのついた改訂版が出ています。装丁も変わっていますネ。
今日のモモタ
ついに獲物を捕まえてきたゾ!
いったいこの虫はなんだ・・・? (カブトムシのメスにちょっと似てるけど…)
虫嫌いの息子、パニック中です。
そして、明日はその息子君の11歳の誕生日です♪
追記
この記事を作成中に、前記事でめでたく300nice達成いたしました。記念の300個目のniceを踏みふみしてくれたのは、natures工房‐晶‐さん でした。ありがとうございます。
脱線ばかりのハーブブログですが、たくさんの皆様に読んでいただき本当にありがとうございます。
これからも皆様のお役に立てるブログ目指して(!?)充実した記事をお届けできるよう、頑張っていきたいと思います。
アロマ気分 [アロマテラピー活用術]
1ヶ月前には小指のつめほどの大きさだったカマキリ。ずいぶん大きくなりました。
前回の白い綿のような花
つぼみはこんな感じ。
この花の正体、実はティートゥリーです。
そもそもティートゥリーって何? という方も多いでしょう。
アロマテラピーをやっている人ならばご存知ですよね。
こちらがティートゥリーのエッセンシャルオイル(精油)
っていってもビンですけど…
●ティートゥリーData
フトモモ科
原産地/オーストラリア
抽出部位/葉
効能/殺菌、抗炎症、抗真菌、免疫力増強作用
古くから、オーストラリアの先住民族が傷薬として使っていたそうです。皮膚の消毒、化膿止めとしても用いられます。
免疫力が高められる精油として、近年注目されています。
リフレッシュ効果があり、落ち込んだ心を元気にさせます。
植物としては、日本ではあまり栽培されていません。写真は枝を切ってアレンジしたものですが、元の木は樹高3メートルほどにも育っているそうです。
先日のセミナーは、ハーブの知識に関しては自信のある人たちの集まりでしたが、この花を見たことがあるという人はほとんどいなかったくらい珍しいものなのです。
今日はハーブセミナー第2弾の予定でしたが、ティートゥリーを見ていたら久々にアロマな気分になってきました。
そんなわけで、今日は予定を変更して、アロマの記事にしてみたいと思います。
今日のテーマは「乾燥肌」。
実は半年ほど湿疹に悩まされていまして…
今は漢方薬の内服を中心に治療をしています。ちょっとずつ回復しているのですが、湿疹が治った部分がひどい乾燥肌になってしまいました。
薬に頼らず乾燥肌を治せたらいいな!
今日作るものは
1、リンデンのスキントナー
あまったハーブティーのリンデン(保湿作用あり)を使ったスキントナー(全身用化粧水)です。
2、ローズマリー軟膏
ハーブのローズマリーをエタノールで抽出したものを、ワセリンと混ぜます。
これはリンクルケア用ですが、ローズマリーがたくさんあるのでやってみることにします。
3、美肌水
ジャーマンカモミールの精油を使った乾燥肌用化粧水です。
4、乳化ワックスを使ったふわふわクリーム
ふわふわで使い心地のいいクリーム。
乾燥肌によい精油を使って作ってみます。
実習タイム
1,2は、今日はハーブを漬け込むだけです。
このまま2週間お待ちください。
リンデンはウォッカに、ローズマリーはエタノールに漬けて、成分を浸出させます。
あら、茶柱立ってる状態!(ローズマリー)
3、美肌水
① 精製水に尿素を溶かす
② グリセリンにジャーマンカモミールの精油を溶かす
③ ①と②をよく混ぜる
という簡単なものです。
全部あわせたことろ。
表面の青いつぶつぶがジャーマンカモミール。
グリセリンによく混ぜたのですが、水と混ぜようとするとはっきり分離しています。
これをかき混ぜたり振ったりして強引に混ぜます。
これで完成。
とりあえず、左の腕でパッチテスト
4、ふわふわクリーム
今日一番の難関。失敗して気落ちするかも知れないので最後にしました。
① 植物油、植物バター、ミツロウ、パーム乳化ワックスをビーカー大に入れる。
② フローラルウオーターをビーカー小に入れる
③ ①②を湯せんにかける。
①が全部溶け、②が80度位になったら湯せんからあげる。
④ ②を①に少しずつ加え、あわ立てる。
気合を入れないと、水と油が分離するので必死でやる
ガンバレー → ちょっと角が立った状態
⑤ 粗熱が取れたら、精油を入れて、さらによくかき混ぜる。
今日は、ネロリとローマンカモミール各1滴ずつにしてみます。
予定ほどふわふわにはならなかったけど、水と油が分離せずしっかり混ざっています。
なので、一応合格点でしょうか。
こちらは右腕でパッチテスト
ああ~疲れた~。
今日の主な参考文献は
吉井友季子・著 林 真一郎・著
マキノ出版 主婦の友社
今日の成果は1ヶ月くらい経たないと分かりません。
よい結果を皆さんに報告できるといいのですが。
今日はお母さんやけにまじめで疲れたにゃー。
キッチンで使用後の鍋から飲む水はおいしいよ~!
アロマな話**アロマテラピーで蚊を撃退** [アロマテラピー活用術]
晴れたり雨が降ったり、忙しい天気でしたね。
夕立の後、庭に出てみると、バラ“マチルダ”が咲き始めていました。
雨にぬれるバラもいいですね~。
さてさて、今日はアロマテラピーのお話です。
最近愛用のアロマライトです。
先日、このライトにベルガモットのエッセンシャルオイルを3滴ほどたらして寝たら、翌朝、ライトの足元に、蚊が2匹も落ちていました。
ベルガモット精油は、リラックス効果があるので部屋で時々焚きますが、蚊を退治してくれたのは初めてでした。 ビックリ!
植物から抽出したエッセンシャルオイルが、虫除け効果もあるということは、最近話題になっていましたので、試してみた方もいらっしゃるかもしれませんね。
私も、オリジナルの虫除けスプレーレシピを作って、一昨年あたりから愛用していますので、今日は、そのレシピを公開します。
<虫除けスプレー>
・用意するもの・
道具類…スプレー容器、ビーカー、攪拌用ガラス棒または竹串
材料…無水エタノール、精製水
精油…レモングラス、ゼラニウム、サイプレス、スイートオレンジ、レモンユーカリ
・作り方・
① ビーカーで無水エタノール5mlをはかり、そこにレモングラス3滴、ゼラニウム2滴、サイプレス1滴、スイートオレンジ2滴、レモンユーカリ2滴を加えて、攪拌棒を使ってよく混ぜます。
② ①をスプレー容器に移し、精製水45mlを加え、ふたをして、よく振り混ぜます。(100回くらい振りましょう!)
これで完成です。簡単ですね。
エッセンシャルオイルを5種類も用意するのが大変な場合は、レモングラス、ゼラニウム、レモンユーカリの3種類でも大丈夫。この場合、加えるエッセンシャルオイルの合計が10滴になるようにしましょう。
それから、小さいお子さんに使う場合は、精製水の量を20mlほど増やして、エッセンシャルオイルの濃度を薄くすると安心です。
使用する際、その都度良く振ってから使いましょう。
喘息やアレルギーのあるお子さんなどには、市販の虫除けスプレーを毎日使うのは心配ですから、天然成分のこの虫除けスプレーをぜひ試してみてください!
レモンバーム
うちの庭では、こぼれダネからどんどん増えていくレモンバーム。名前の通り、さわやかなレモンの香りがします。乾燥させると風味が変わってしまうので、生のまま、ハーブティーにしましょう。気分を明るくしてくれる香りです。
今日も寝てばかりのモモタ