道の駅なるさわ【山梨県鳴沢村】 [山野草・雑草・自然観察]
2011.9.27 tue.
記事のアップがすっかり遅くなってしまいました。
9月18.19日に、毎度おなじみ富士宮の友人宅に行ってきました。
今回、往路は山梨県の鳴沢村経由、復路は箱根経由と、毎回寄り道コースが充実してきている
富士宮合宿なのでした。
今日の記事は往路に立ち寄った「道の駅なるさわ」で出会った花たちです。
この「道の駅なるさわ」は道の駅内に自然探索路があるので、もちろん自然探索へまっしぐらです!
トップの写真は、ゲンノショウコ(フウロソウ科)ですね。
日本中どこでも比較的見られる薬草のようです。
なのでどこかで見ているのかもしれませんが、今までに見た記憶がなくて…
意識してちゃんと見たのは初めてでした。
調べたところこのゲンノショウコ、東日本は白花、西日本は赤花とされており、
中部山地では両者が混在しているらしいです。
ぜひ赤花も見てみたいです。
※図鑑で濃いピンクの花を「赤花」と表記していましたので、「赤花」と表記しました。
同じ科のハクサンフウロなどよりさらに濃いピンクの花のようです。
アキノキリンソウ(キク科)
ヒヨドリバナ(キク科)
ミツバツツジ(ツツジ科)の紅葉が始まっていました。
(ミツバツツジは同行のTさんに教えてもらいました。)
立ち枯れたノリウツギ(ですよね?たぶん。ユキノシタ科)
青空に透かすとキレイですねー。
そういえば私たちが訪れる前日朝、富士宮市には台風の影響により大雨警報が
出ていましたが、台風が通過したわけでもないのに18,19の2日間は晴天に恵まれました。
本当にラッキーでした。
これはガマズミ(もしくはムシカリ? スイカズラ科)の実でしょうか?
アザミ(キク科)の花も、背の低いがっちりとした姿で、普段北関東などで見ることの多い
私がなじみのあるアザミとは別種のようです。
虹色に光ってないのが残念ですが、木洩れ陽の中では、クモの巣も輝いて美しいですね。
富士の麓の溶岩に見られる苔類やシダ類には、生命の息吹きを感じます。
特に珍しいお花に出会ったわけではありませんが、
富士の裾野の清涼な空気の中で、晴天に恵まれ、さわやかな散策のひと時でした。
目的地、富士宮で出会ったヒガンバナ(ヒガンバナ科)
今年初のヒガンバナ撮影でした。
さて、この日は
素敵な誕生日を迎えさせていただきました。 ありがと♪
最近いよいよこのままハーブブログを語っていて良いのだろうか?と考えざるを得ない
拙ブログですが、ここまで来るとブログタイトル変えるのもなんだかなぁ…という感じで…。
ブログ村の参加カテゴリーもちょっとなんだかなぁ…なんですが、もしよかったら
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那須連峰・茶臼岳 [山野草・雑草・自然観察]
2011.8.19 fri.
この夏休みは、お盆の帰省のついでに那須観光してきました。
写真は那須連山の主峰・茶臼岳の9合目、ロープウェイの山頂駅です。
那須連山は首都圏からも近く、活火山のこの茶臼岳には9合目までロープウェイで登れるため、
登山というよりは手軽な観光地として親しまれています。
私も小学生になるかならないくらいの年ごろに、一度だけ山頂まで登った記憶がありました。
目指す山頂を見上げるわが息子。
飛び出す山頂は大きな岩だらけの火口丘です。
(息子撮影による、めりっさとそのオットの登山姿。
母がブログ写真を撮るのにずっと付き合わされてきたためか、こういうブログ向き写真を撮るのがなかなか上手い!!)
子どもの頃の記憶で、簡単に山頂まで行けるものとタカをくくっていたのですが
この時点ですでに、…ん、ヤバイかも…という感じ。
歩き出してみると、砂礫質の足場が想像以上に滑りやすく、
外反母趾のため足底の踏ん張りの効かない私の足は一歩進むごとに滑るのです。
そして恥ずかしながら、この山を軽く見ていたので足元は普通のスニーカー…。
せめてトレッキングシューズならなぁ…と。
しかも火口丘はあの岩場だし…。
距離にしたらたった0.6kmなのですが…。
ちなみに、手前を向いている道標はおそらく「牛ヶ首・南月山」と記されているものと思われます。
そちらの方向に目をやると
岩場にも緑が生え、こちら側とは違った風景が広がっています。
滑りやすい足元は思うように進みませんが、何とか登り続けます。
振り返ると…
おっ、結構登ったなぁ…という感じ(笑)
頂上方向を撮った写真では快晴に見えるこの日の天気ですが、全体的には靄がかかって
見晴らしはきかず、午後からは一時雨の予報でもありました。
いよいよ岩場の続く火口丘に差し掛かります。
ゆっくりなら登れるかもしれないのですが、雨の予報が気になり、もし雷雨ならば
ロープウェイも止まってしまうことを考えると、あまりゆっくりはしていられません。
私はここに残り、オットと息子で山頂を目指すことにしました。
頑張ってね~!! と二人を見送り…
私はここでのんびりと撮影開始です(笑)!
といっても、道中、花らしい花はこれしか見当たらず…
これ、なんだろう…と。 後でロープウェイ駅に戻って『那須連峰の花』の図鑑を購入。
ウラジロタデという花であることが分かりました。
ウラジロタデ(裏白蓼)
タデ科タデ属の多年草。
葉の裏面に白い毛が密生し、厚く柔らかい。
雌雄異株。
火山噴火後の裸地に早く生える。茶臼岳に多産。
ちょっと目立たないのですが、ウラジロタデに囲まれて、何かセリ科の花の蕾も見えています。
開花株もありました!
どうやらシラネニンジンのようです。
シラネニンジン(白根人参)
セリ科シラネニンジン属の多年草。
高山帯の草地に生える。
すでに花の時期が終わってしまったマルバシモツケ(丸葉下野・バラ科シモツケ属)の姿などもゆっくり観察し…
その頃、山頂に向かったオットと息子は
岩場を登って山頂の那須岳神社の鳥居に到着!
オット、スポーツサンダル姿での登頂でした…^^; よい子はマネをしないでね!!
余談ですが、岩場の火口丘を登って山頂を目指すのは、圧倒的に幼稚園から小学校低学年くらいの子どものいる家族連れが多かったです。
そして、子どもは普段の運動靴姿や、それこそスポーツサンダル履きで何の躊躇もなくすいすいと登っていけるんですよね~。身軽さのアドバンテージとでも言いましょうか…。
それに対して、山頂を目指す大人は足元をトレッキングシューズで固めた方が大半で、みなさんそれなりの装備をしていらっしゃいました。
自分も子どもの頃に、山装備をするわけでもないまま登れたのはこういうワケだったんだな~、と納得。
今後は、たとえどんな低山であっても、山地に行く際は必ずトレッキングシューズと雨装備は持参しよう…と今回のことで改めて思いました…(^^ゞ
山頂から戻った男2人と合流したころには、天気がいよいよ怪しくなってきました。
下山開始です。
幸いなことに、この日は結局雨に降られることもなく…
山頂駅付近ではヤマハハコ(山母子・キク科ヤマハハコ属)にも出会えました。
これはイタドリかなぁ?
茶色いのは上でも見たマルバシモツケの花後の姿ですね。
茶臼岳(1915m)は今回の私たちのように、ロープウェイを使って気楽に登る人も多いですが、
朝日岳(1896m)や最高峰の三本槍岳(1917m)も合わせて歩く中級コースなどもありますので、
興味のある方はぜひチャレンジしてみてくださいね~!!
8月中旬は花の少ない季節なのですが、ロープウェイで山麓駅まで降りたあたりでは
ヤブカンゾウ(ユリ科・ワスレグサ属またはヘメロカリス属)や
チダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)なども咲いていました。
学校の夏休み中、普段あまり使っていない小型のコンデジを息子に貸してあるのですが、
今回の小旅行に、息子はそのコンデジをちゃんと持参していたので、2台のカメラを使って
息子と二人で、撮影会のような楽しみ方が出来ました。
今日の記事では、1.3.4.6.7.13.14枚目は、実は息子が撮影した画像を借りています。
どうやら、私より息子の方が、風景撮影のセンスがあるようで…。
さて、お盆便乗那須小旅行の記事は、もう1記事書く予定です。
次記事は動物ものを予定しております。ご期待ください~♪
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早起きは三文の得!! [山野草・雑草・自然観察]
2011.8.11 thu.
昨日から職場が夏休みに入りました。
そして受験生の息子は今日からやっと塾が休みです。
ああ~夏休み!!
いつもよりはるかに夏休みを嬉しく感じるこの夏です。
このところ気持ちにも体力にも余裕がなく、日々の暮らしをこなすのが精いっぱいでしたが、
夏休みに入ったので、今朝は、久しぶりにウォーキングに行ってみようかなぁと家を出ました。
が、ほんの10歩ほど歩いて家に引き返しました。カメラを取りに…。
我が家からは向かいの家の陰になっている空き地が、いつの間にか
一面エノコログサに覆われていました。
朝ならではの横からの陽射しに見事に輝いて…
どの写真が一番良いか自分では選べず…同じような写真を3枚アップしてしまいました。
こうしてブログにアップしてみると、「ああ、他の撮り方もあったなぁ」と思いついたりして。
でも我が家から徒歩10歩ですから…。もっと良い写真を撮るチャンスがまたやってくるでしょう!
そして、結局お散歩カメラのオリンパスPEN(EP-1)を持ったまま、一時間ほど近所を歩きました。
フェンスに絡みつくコヒルガオ。
あちこちのフェンスというフェンスに絡みついて咲いているのが見られました。
そして一緒に写っているのは、かの、日本一気の毒な名前の花…
ヘクソカズラです!
かわいいお花なのになぁ…。
並んで、花弁全体がややオレンジがかったピンクの色合いのものも咲いていました。
これもヘクソカズラでしょうか? この色は初めて見たような気がしますが。
富士宮から帰って以来、写真を撮りたい気分になれず(撮りたいものが見つからない…)
過ごしていましたが、今日の朝の光はまた写真熱を呼び起こしてくれたようです。
特別な被写体などなくても、ちょっとした工夫や努力で、写真を楽しむことってできるんですよね!
***おまけ記事*******
8/1は息子の15回目の誕生日でした。
暑い盛りの誕生日なのでなかなか手の込んだものも作れず外食に出かけてしまうことも
多いのですが、今年はパエリア作りました。
というのも、最近息子の食事の嗜好が変わってきて、魚介類やハーブ類が大好きなので…。
なぜか一緒にお祝いの食卓につくチコちゃんの姿も…(笑)。
15歳、あまり派手に祝われるのが気恥ずかしい年頃の息子の誕生日は、
家庭の味のパエリアと畑のバジルのカプレーゼで、ちょっと地味目にお祝いしたのでした。
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富士山周辺森林浴・完結編 [山野草・雑草・自然観察]
2011.7.23 sat.
前記事より続きます。
山宮浅間神社の境内は杉の木が林立し、昼なお薄暗い環境です。
初めてここを訪れた5年前の4月末は、ちょうどニリンソウの開花時期で、
見事な群生を見ることができました。
(ブログを始める前だったので、写真を撮らなかったのですが、
撮っておけばよかったなぁと後悔しています)
今の時期は
ヤブカンゾウと思われる花が遠目に見えまていましたが、
花はほぼ終わりを迎えて傷んだ状態でしたので、写真は撮りませんでした。
そしてこの花は…?
やっぱりカンゾウ類の仲間かな?
花のつき方がフリージアに似ているなぁ。
もしかして、カンゾウ類の仲間の園芸品種であるヘメロカリス(別名デイリリー)の一種かな?
などと思ったのですが、結局分かりません。
毎度お手数をおかけしますが(笑)、このお花をご存じの方、教えてください~!!
Aさん宅に戻り、早めの夕飯&宴会です~!
夕食のメインメニューは豪華焼き肉でしたが、
こちらの写真の、野菜と薬味をたっぷり乗せて青ジソドレッシングでいただいたカツオのタタキは
ぜひブログで紹介させていただきたいなぁ…と。
ニンニク、ミョウガなどの和の薬味に加え、ご近所さんからいただいたバジルまで乗っていたのですが、これらの風味がうまく絡み合い、絶妙の味わいを醸し出していました。
さて、一夜明けて向かった先は…
なんとなくマイナスなイメージが定着してしまっている感があるこの場所…
青木ヶ原樹海です。
1100年ほど前の富士山の噴火で流れた溶岩の上に出来た、
日本で最も新しい森なのだそうで、
コケやシダ類…
ツガの木の幼生かな?
生い茂る大木の間からこぼれる陽射しが地上の小さな植物たちを照らし出し、
神秘的な雰囲気すら漂います。
なぜか真ん丸に光る木漏れ日…。
一般的に持たれているマイナスイメージとは対極の、
たくさんの生命の始まり、光の輝きを感じる、すばらしく美しい空間でした。
今回私たちが訪れた場所は「精進口5合目」に向かう登山道の入り口付近です。
図の「現在地」からふらりと歩いて行ける範囲内でした。
1日かけて歩いたら、きっとさらに素敵なところかもしれませんね!
その後、河口湖畔へ向かい、
前の週の週末で「河口湖ハーブフェスティバル」は終わっていましたが、
まだ遅咲きのラベンダーを楽しむことができた大石公園です。
富士山の頂上に雲がかかっているのが残念ですが…。
ラベンダーに品種名の表示はありませんでしたが、
ステムの長さや香りの違いから、いくつかの品種が植えられていることがうかがえました。
とても質の良い柔らかな香りに包まれて、幸せなひと時でした♪
花の最盛期の早朝にまた訪れてみたいですね!
青木ヶ原樹海のお土産…いろんな種類の松かさです!
立ち止まって一か所で拾ったのに、5種類ほどが混じっています。
こんなところからも植生の豊富さがうかがえますね!
台風一過、今日はまた徐々に暑さが戻ってきましたね~。
樹海が懐かしいです…(^^ゞ
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富士山周辺森林浴 [山野草・雑草・自然観察]
2011.7.21 thu.
ここ5年ほど、富士宮に住む友人Aさんを毎年訪ねています。
連日35℃近い暑さの中、やや夏バテ気味の身体に鞭打って
(笑・といっても友人Fさんが運転してくれるクルマの助手席に乗ってただけですけど~)
先週末7/16~17の日程でお邪魔してきました。
トップの写真は、富士宮に向かう途中の一コマです。
植物好きのFさんと私は、何の変哲もないこんな林にふと立ち寄ってみたりして…。
でも植物だけではなく
ネコ発見!
最初は2匹がくっついてネコ団子になっていたのですが、
人の気配に驚いてちょっと警戒モードに入ってしまいました。
距離を保ってみているうちに…
のび~。
この子は伸びをするのが好きな子らしく、なんだかしきりに伸びをして見せてくれました。
そして手前の子はちょっと警戒を解いて近づいて来てみたり。
でもこれ以上は近づいてくれませんでした。
久しぶりに見た子猫さんの姿にちょっと胸キュンとなってしまったりして。
あ……本題は森林浴でした^^;
この日も気温は34℃ぐらいまで上がっていましたが、見上げる木漏れ日はさわやかです!
比較的乾いた空気が肌に心地よい森林浴となりました。
ソバナ? ツリガネニンジン? イワシャジン?など
思いつく花の名前で花の図鑑を調べるも…
野の花の同定はやっぱり私には難しいです……^^;
さて、Aさん宅到後も、なんとなくそぞろ歩きをしてみたり。
Aさん宅のすぐ近くに、「山宮浅間神社」があります。
神社仏閣や信仰には疎い私ですが…
浅間大社は富士山を御神体とした信仰に始まったもので、
富士山の山足の地に祀られたのが起源だそうです。
その後、日本武尊により移されたと伝えられるのがこの山宮浅間神社です。
山宮浅間神社に本殿はなく、
本殿に相当する場所は富士山を御神体として仰ぐ遥拝所となっています。
本殿を作ろうと試みたこともあるものの、上棟祭までこぎつけた頃に台風などで壊れてしまう
といったことが何度か続いたという言い伝えがあるそうです。
と、長くなりましたが、
上の写真は、その遥拝所の奥にそびえる富士山の姿です。
陽射しをたっぷり浴びたタケニグサ(ケシ科)がやたら大きく育っていたのがなぜか印象的でした。
ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)も元気です。
なんだか想定外に長い記事になってきましたので、急遽、記事を前後編に分けることにします^^;
後編も近日中にアップしますのでご覧くださいねー!
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豊作!! [山野草・雑草・自然観察]
2011.6.10 fri.
「作物」ではないのですが…
今年は豊作です。
なんだか分かりますか?
ちょっとネギ坊主っぽいですよね…。
上の2枚の写真は花が咲いていますが、咲く前に掘り起こして
収穫したのがこちら。
はい、ノビルです!
さて、ノビルってみなさんどの程度なじみがあるものなんでしょう?
私の場合、4歳で横浜から栃木に引っ越して、栃木でできた年上の友達につれられて
近所をあちこち歩き回るうちに、「これ、食べられるよ」と教えてもらい…
ゆとり教育世代でさいたま育ちの息子は、小学校の中にある「潤い自然園」なる場所で
低学年の頃に先生に教わって、ノビルをたっぷり収穫してきました。
わざわざ栽培されることはあまりないと思いますので、都会育ちの方はもしかしてご存じないかも…
と思ったりするのですが、どうなのでしょう?
酢味噌などを付けて生で食べる以外の食べ方を知rらなかったため…
この後食べてみたらかなり辛く、全部は食べきれませんでした。
でも、検索してみると、食べ方や保存をいろいろ工夫なさっている方もいらっしゃるようです。
もっと早く調べてみればよかった…と後悔しています^^;
ただ、私の場合、食べるより花の方に興味があったりするのですが…。
だってこの花、案外かわいいですよね~。
トップの写真のようにまばらな花付きのものもあれば、こんな風にネギ坊主風に
丸く花がついているもの、
花はつかずにムカゴだけのもの…
いろいろあって面白いです。
この子もまあるく咲きそうですね。
ノビル
学名:Allium macrostemon
分類:ユリ科ネギ属
東アジアに広く分布する。
食用にするのは鱗茎の部分。
それにしても、同じ場所でもたくさん生えてくる年と全く見かけない年があり…
気候条件が合わない年は、地下に潜ったまま身をひそめているのでしょうか?
植物って不思議ですね。
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公園にて 春の野の花 [山野草・雑草・自然観察]
2011.5.21 sat.
暑い日が続きますので、なんだかすっかり季節外れになってしまいましたが、
5月初めの武蔵丘陵森林公園の続きに戻ります。
シラー・カンパニュラータの神秘的な青い世界を堪能し、ハーブコーナーなどを覗いた後、
私は園内の「野草コース」を目指して歩きました。
トップの写真はその途中で出会った、今度は一面薄紫の一角でした。
群生するマツバウンラン(ゴマノハグサ科)です。
アメリカからの帰化植物だそうです。
昨今、何かと悪者扱いされる帰化植物ではありますが、園内の通路を歩いてきて、
突然現れる、一面の薄紫が風に揺れるこの一角では、歓声を上げて見入る人が大勢いました。
シラー・カンパニュラータに続き、ここでも幸せ気分にどっぷり浸ったのでした。
さて、目的の野草コースにやっとたどり着きました。
すたすたと歩いていて、最初は見落としていたササバギンラン(ラン科)
なぜか途中でふとコースをいったん逆戻りしたときに、突然目に入ってきました。
ササバギンランのそばには
かわいいチゴユリ(ユリ科)の姿もありました。
とても美人さんに撮れた一枚♪
今日の記事はほとんど写真の羅列になり、枚数も多くなりますが、お付き合いください!
エビネ(ラン科)…ですね。
銀の次は金…というわけで、こちらはキンラン(ラン科)
コース初めの方はやっと開き始めのものばかりでしたが、
コース後半にはいってから、しっかり花が開いている姿も捉えられました。
ホタルカズラ(ムラサキ科)
コース途中、何本かの野生のものと思われるフジの樹がありました。
ちょうど花盛りの時期でした。
フジ(マメ科)
大きな樹が茂り、今までより薄暗いエリアに入っていきます。
小さなスミレの大群です。
ニョイスミレ(スミレ科)
遠くの方に、たった一本だけ…
クリンソウ(サクラソウ科)が咲いていました。
サクラソウ科の花の中では最も大型の花…らしいのですが、遠すぎて
花の大きさはよくわかりませんでした。
名前は豪華ですが、ひっそりと咲くジュウニヒトエ(シソ科)。
今度は黄色の群生。
ヤマブキソウ(ケシ科)
ヤマブキに似ていますが、こちらは花弁が4枚です。
黄色の花は元気で明るいイメージですが、アルカロイドを含む有毒植物だそうです。
こちらはマムシグサ(サトイモ科)でしょうか。
異彩を放つこの花、株数は決して多くなくてもとても目立つ存在でした。
ちょっと休憩。見上げると、クヌギの葉がとてもキレイ!
タツナミソウ(シソ科)でしょうか。
この蕾が開くと、一斉に見られている気分になりそうですね。
こちらもシソ科らしい花の姿ですか、なんでしょう?
こうして、5月初めのさわやかな空気の中、野草コースの散策を終えたのでした。
戻り道…
ヤマツツジ(ツツジ科)。
素朴なツツジですね。
途中まで来た道を引き返すことになるわけですが、
行きはマツバウンランに目を奪われていて気づかなかったキンランを発見。
自然な姿が良い感じです。
※山野草には決して詳しくないものですから、
花の名前の間違い等がありましたら、教えてくださいね~。
よろしくお願いします。
公園内の野草コースということで、どんなところなのか少々不安ではありましたが、
私のような、野草初心者には十分楽しめるコースでした。
季節ごとの小さな花たちに出逢いに、繰り返し足を運んでみたくなりました。
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カタクリ自生地 [山野草・雑草・自然観察]
2011.3.30 wed.
自宅から車で40分ほどのところにカタクリの自生地があることが分かり、さっそく行ってみました。
埼玉県北本市内です。
で、カタクリの花は…というと……
見えますか~?!
かなり無理してもうちょっと寄ってみましょう…
ついでに矢印もつけてみました;;
地元の方によると、見頃は1週間後ぐらいだろうとのことでした。
そのころには、この斜面がカタクリの花でいっぱいになるそうです。
来週…またいけるかな~?
ここは、埼玉県北本市の「高尾さくら公園」の近くです。
少しですがすでに咲いている桜もあり、今年初のちゃんとした桜撮影を楽しんできました。
ですが写真の整理に時間がかかりそうなので、今日は、公園内と近辺の野の花をご覧ください。
こちらもまだ控えめな開花状況の菜の花です。
そして、同じアブラナ科のムラサキハナナ。
ショカッサイ、オオアラセイトウという2つの別名をもちます。
空き地などで群生しているおなじみの花です。
遠目に見ても色鮮やかな紫色ですね。
おなじみオオイヌノフグリちゃんとナズナさん。
この種2種は同じような生育環境を好むのでしょう、隣り合って咲いていることが多いですね。
のどかな春の訪れです。
日本の原風景かな~と思うのは、たぶん、幼いころに訪れた母の実家近辺の風景にどことなく似ているからでしょう。
今年は遅い春の訪れとなりました。
春の訪れをまだまだ喜べない方もたくさんいらっしゃることと思います。
でも陽射しが暖かくなり、新芽が芽吹き、花が咲くことが、
ささやかな慰めになればと願わずにはいられません。
いつもより静かな春を、心にじっくり刻みたいと思います。
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旭岳トレッキング [山野草・雑草・自然観察]
一面のチングルマの花です!
7/17~7/19の3連休を利用して、北海道に行ってきました!
昔からの友人、男女混合8人が東京近郊より出発し、現在は北海道・富良野に住む2人の友人と合流するという、総勢10名の同窓会ツアーでした。
初日、7/17の午前中、大雪山系旭岳トレッキングをしました。
標高2291mの旭岳ですが、5合目まではロープウェイで登ることができ、
ロープウェイの「姿見駅」を起点とする姿見の池周遊トレッキングコースを楽しめます。
(トレッキングタイム約1時間10分)
ロープウェイを降りると、トレッキングコースの入り口に足洗い場がありました。
外来種のタネを持ち込まないようにという配慮です。
ここで靴底を洗っていざ出発すると、間もなく、冒頭のチングルマに出迎えられた訳です!
チングルマとベル状の小さな白い花…ヒメシャクナゲの白花でしょうか?
遠くでさえずる鳥の姿も発見…。
この鳥の名前が分かる方、ぜひ教えてください!
エゾコザクラの可憐な姿もちらほらと…。
さらに進むとエゾノツガザクラの群生……と
次々に現れる高山植物の群生に、テンションあがりっぱなし!!
ミネズオウ
さすが北海道最高峰の旭岳。登っていくとところどころに雪渓が見られます。
上の写真手前に咲く、薄紫の花をクローズアップしてみると
そしてなんといっても主役を張ってるチングルマ、花後の綿毛の姿もなかなか壮観です。
花の形やこの綿毛の姿から、キンポウゲ科の花だと思い込んでいたチングルマ。
写真を整理しながら植物図鑑を眺めていて、
バラ科ダイコンソウ属(チングルマ属との説もあり)の小低木との記載に気付きました。
これにはかなり意外な印象を受けました。
またこの花を見る機会があったら、今度はもっとじっくりと観察してみようと思います。
シマリス君の出現で、私のテンションはさらに急上昇!
何しろ後ろを横切って行ったと思ったら、岩の上でポーズをとって、写真を撮るのを待ってくれているではありませんか!!
イソツツジの向こうに望む山頂。
あそこまで行く時間と体力は持ち合わせず……
慎ましく1時間強のトレッキングコースを進む一行なのでした。
見事な青空の下、ちょっと休憩です。
約2時間の道中、何度もガスがかかっては晴れ…
それはそれで、とても変化のある風景を堪能することができました。
ここからはロープウェイの駅に戻る下りのコースに入ります。
登りのコース中ではあまり見ることのなかったミヤマリンドウが、これまた花盛りのようでした。
あまりちゃんとした写真が撮れませんでしたが、1枚だけ……。
ナナカマドの花に見送られて…
旭岳トレッキング終了です。
想像以上に高山植物が咲き誇っていた旭岳…。
いくらベストシーズンとはいえ、まるでお花畑のような風景は、私の想像をはるかに超えるものでした。
写真の出来栄えはイマイチでしたが、最高の風景を楽しむことができ、大満足の2時間のトレッキングでした。
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晩秋の公園にて… [山野草・雑草・自然観察]
11月末の公園です。
ケヤキ並木、黄金色に色づいて…。
2年前のちょうど同じころ、同じような朝の時間帯に撮った写真を以前記事にしました。
あの時、陽の光がすごく絵になったのを思い出して、同じような光を求めて公園に行ってみたものの…
あの時の光とこの日の光……何だろう、光の質が全く違うような気がする…。
同じような時期、似たような時間帯でも、同じ風景は再現されないんだ…。
そんな当たり前のことに驚かされた。
風景も一期一会…。
写真を撮るようになればこそ、そんなことに気付かされる。
同じ公園内の桜なのに、桜の葉は赤かったり黄色かったり…。
(小さい写真はすべてクリックで拡大表示されます)
ブログを始めてから気になるようになった「樹木」たち。
とりわけ気になるラクウショウの木。
ラクウショウ…記事にしている方、結構いらっしゃいますね。
やっぱり魅力的な木なのでしょう。
記事を真似しているわけではないんです…決して。
なんだか気になる木…ときどき会いに行かずにはいられない木なのです。
根元には個性的なニョキニョキ…
気根と言うそうです。
見事な黄金色。
落ちている実に、ちょうど一条の木漏れ日が射して…
ちょっと中世の絵画的色合いでした。
ラクウショウ
学名:Taxodium distichum
分類:スギ科ヌマスギ属
別名:ヌマスギ
上で紹介した気根は、沼地で育つときに、呼吸をするために出てくるものとのことです。
ちなみにこの実は、この後茶色くなると、すぐにバラバラに割れてしまうのが残念なのです…。
並んでいるのに何で一本ずつ色づき方が違うんだろう…やっぱり気になる(笑)。
「みんな違ってみんないい」…けど
いっそこうなってしまえばみんな一緒かな。
冬枯れなど知らず、木肌に根を張り、上へ上へと伸びていく。
立ち枯れたアジサイはすっかり秋色。
※2年前の同じ公園の様子→こちらからどうぞ!
早くも12月ですね。
今年はどうもクリスマスの準備をする気分になりません。
晴れた日の陽射しが強すぎて、まだ冬の実感が湧かないのかも…。
今年もホワイトクリスマスにしてねー(モモタ、チコ)
お返事出来るかどうか分かりませんが、今回はコメント欄開けておきますねー。
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